完成!できましたー。八重のメビウスの輪付きTシャツ、父親用。これでもう文句は言わせない!
おはようございます。
渋谷区千駄ヶ谷の予約制サロンhair salon sato(u) です。
ついに完成しましたー。
八重のメビウスの輪付きのTシャツ。
チャクラの色と場所も正しい位置についてる。
これでもう文句なしでしょう。
すでに1着作って父親が着ているのですが、肺の位置にこのマークがないぞと言うことで肺にもバッチリ効く最強版です。
父親が余命宣告2年とお医者さんに言われ、それを母親から聞いてびっくりした2ヶ月前。
それがきっかけで作り始めたTシャツ。
両親とも癌なのですが、母親は持ち前のポジティブ気力で元気に毎日働いています。
父親は母とは違いかまってちゃんで心配性で自分一番の人。
本人が先生から2年と言われてその日は相当ショックだったみたいです。。
今年に叔父(父親の弟)を癌で亡くしています。
叔父は色々な治療を続けて元気になったり、入院したりでそれを見ていた父親はそんな風になりたくないなーって言っていました。
本人も体があちこち痛いとか、痩せてきているとか、食欲がないとかは全然なく、ただただ不安と恐怖が入り乱れているようで、諦めているのか仕事も辞めて、お酒も適度に飲むし、はたから見たら楽しそう。
でも不安は本人しかわからないと思うな。
私もTシャツを持って行った時はきてくれないだろうなーって思っていたのですが、「なんだよこれ、カッコ悪いなー」って言ってすんなり着てくれたからびっくりでした。
毎日着ているみたい。
両親共々、変な宗教とかじゃないのーとか、怪しいことまた始めたよーとか言いながらも笑っていました。
多分好きなことをガンガンやっている私なので、両親共々何を言っても聞かない子って思われているのでこの辺りは相当怪しくない限りは(かなり怪しいけどw)クリアできたのでしょう。
さすが毎日着ているのかある日、「俺は肺にも転移しているのに肺についていないじゃないか」と言う指摘を母から聞いて「なにー」って思って西山先生に相談してこれなら完璧というところまで来ました。
うるさいのでもう一枚作る予定です。
まだまだ私にはわからない「死」への恐怖、不安。
これをできるだけ父親から遠ざけたいかな。
不安が一番ダメだと思う。
母を見ていると不安がない。
「死」と言うものは誰にでもあると言う考え。
だったら楽しんだ方がラッキーという考え。
父は見事に逆のパターン。
これが一番好き勝手やっている家族にとって面倒。
好き勝手やっている家族でまとまりがないけれども、父親がいてバランスが取れていたり、孫にとって見たらお金をくれる「じいじ」だったりで存在は大きいもの。
面と向かって感謝の気持ちや優しい言葉は言えないけれども、このTシャツを着てくれて少しでも不安から遠ざかってくれればいいのかな。
明日ちょうど母親が遊びに来るので早速渡す予定です。
ちなみにこのTシャツを作っていた時はノリノリで山下達郎を聴きまくっていましたー。
達郎さんの心地よい歌声がなんとなくいいんだよなー。